フリーフライツ・インプロライブ



1日5回目のステージは、フリースタイル。
前半は、「ジャーマン・ドミノ」といわれるスタイルでした。どのように進行するというと、プレイヤーが演じるキャラクターを通して、人間関係つぎつぎと連鎖していきます。
まず、舞台に一人のプレイヤーが、独白から始めます。演じ始めたところへ、二人目のプレイヤーが登場。二人の関係が明らかになると、最初のプレイヤーが舞台を降ります。そして、残った二人目のプレイヤーが、自身のことを独白で語ります。
後は、三人目以降、登場しては先の人が退場していき、最後のプレイヤーの独白の後、最初のプレイヤーが登場し完結させます。
人間関係の輪ができあがります。

「信頼」というタイトルから始まり、ドミノがスタート。独白になった瞬間、自分がどういうキャラクターなのか語らなくてはなりません。舞台には一人、セリフのみ。どのプレイヤーもプレッシャーにも関わらず演じきっています。
一対一で演じられるので、見る側も二人の関係だけに焦点を絞って見れるので集中しやすい。
今回は、意味深いテーマをそれぞれがキャラクターの中に活かし、ドラマの輪郭を創り出していました。
実生活同様、人は複数の顔(キャラクター)を持って人との関係を作っているのがよくわかるスタイルでした。

後半のフリースタイルは、ごろっと雰囲気がかわり、自由に展開。タイトルは「つくし」。
偶然生まれた二重構造を間に挟み込みながらうまく活かし、堤防のつくしを取り合う子どもたちと手料理の上手な母親との他愛のない筋運びをフリフラならではの相手の良さをうまーく喜劇ドラマに仕上げていました。プレイヤーの隠れた良さが、あっちこっちで現れるのでちょっとしたお得感あり。


2008年4月22日(火)
大阪なんば・えびす座

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