おどろきのモンゴル体感コンサート

馬頭琴コンサート

同じアジアでありながら、近くて遠い国々をより身近な国に感じられるように、東アジアの国に目を向けたコンサートをご紹介しています。
日本では、「相撲の力士」や「スーホーの白い馬」などで馴染みの深いモンゴルを通して、そこで暮らす人々や生活にも興味をもってもらえるコンサートです。

このコンサートは、モンゴル国出身のマハバル・サウガゲレルさんを中心にした、モンゴル伝統音楽を親しみをもって楽しく聞くことができる本格的なコンサートです。
彼は、モンゴルより「文化芸術功労賞(日本における文化勲章)」を受賞し、とくに笛のリンベの演奏では、本国で第一人者として活躍していました。日本人の揚琴(ヨーチン)演奏家と打楽器奏者をメンバーに、日本語で子ども達にわかりやすい解説や楽器紹介をまじえて進行します。

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演奏で用いる楽器

ホーミーと呼ばれる同時に二音の音を出す歌唱法で唄う歌や、息継ぎをしない演奏法で奏でるリンベ(笛)、美しく響くヨーチン(揚琴)の音色の独奏やアンサンブルにうっとりするでしょう。

演奏曲目

モンゴルの二つの民謡(美しき青い山~二人の心)
モンゴルの四季(リンべ演奏/一曲を一息で演奏する)
ツォッリン・アイ(ヨーチン独奏)
ホーミー(喉歌)のメロディー(ホーミーと馬頭琴伴奏)
口琴の演奏
ホーミーでモンゴル民謡
汽車は走るよ(ピッコロリンベ、ヨーチン)
黒毛の駿馬(リンベとヨーチン)
チンギスハーンの讃歌(ホーミーとトヴミュールとヨーチン)
競馬(リンベとヨーチン)
日本の歌やクラシック曲から

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馬頭琴の体験

体験コーナーでは、リンベを演奏するときの循環呼吸法にチャレンジしてもらったり、日本の曲やクラシック曲をアレンジした演奏、また馬頭琴の体験演奏や、ご要望によっては、スクリーンを使ったモンゴルの紹介など充実したプログラムで構成しています。

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演奏体験
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民族衣装体験
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モンゴルの紹介
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■M.サウガゲレル

楽器・・・リンベ(横笛)、ホーミー

モンゴル国ウランバートル市生まれ。モンゴル国立音楽舞踏学校、モンゴル国立文化芸術大学にてリンベ及びホーミーを学ぶ。16歳の時、モンゴル全国リンベコンクールプロ部門銀賞受賞。在学中、モンゴル国立民族歌舞団「トゥメン・エヒ・アンサンブル」、「軍隊歌舞団」にソリストとして所属。89年よりフランス、ロシア、日本、韓国、北朝鮮等世界各国で演奏。また、モンゴル国立音楽舞踏学校の講師として教鞭をとる。
99年より中国に留学し、中国上海音楽学院笛子専攻に入学し中国の笛子及び笙を学び04年に卒業。その間パウ、フルス、簫も習得。
04年来日。モンゴル国の伝統芸術を紹介、普及させるため、日本各地でのコンサートを行う他、大阪・東京で横笛やホーミーを指導。05年、07年、国際音楽コンクール民俗楽器の部プロ部門第1位。
10年、モンゴル国より「文化芸術功労章」(日本でいう文化勲章)受章。 モンゴル伝統芸術協会会長、モンゴル国ホーミー協会日本支部長、モンゴル国立音楽舞踏学校特別講師。

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■山本敦子

楽器・・・ヨーチン

大阪音楽大学打楽器専攻卒業、同大学専攻科修了。幼少よりピアノ、エレクトーン等学び、12才より打楽器を始める。高校時にヨーチンに出会い、音楽大学在学中、専攻の打楽器で01年第5回松方ホール音楽賞、03年第5回国際音楽コンクール万里の長城杯打楽器部門第1位を受賞するなど研鑽を積みながらヨーチンを学ぶ。
モンゴル国のヨーチンをモンゴル国立音楽舞踏学校教授チルハスレン氏に、また中国の揚琴を沈兵氏及び北京の中国音楽学院教授の項祖華氏に師事。
97~05年、民族楽器による楽団に所属し日本各地及び海外での多くの公演に出演。ヨーチンの独奏で、07年第8回大阪国際音楽コンクール民俗楽器部門第2位(1位なし)。

ユネスコの無形文化遺産

馬頭琴(モリンホール)、ホーミー(のど歌)、横笛リンベ(循環呼吸法)はユネスコの無形文化遺産に指定されています。
サウガゲレルはこの三つのスタイルを1人で奏でるモンゴルでもたいへん珍しい方です。

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