大阪市内の小学校で、一年生から六年生全校生徒対象の芸術鑑賞会がありました。作品は、『マイムボックス〜おしゃべりなカラダ〜』。
体育館いっぱいに集まった子どもたちの前に、音楽とともに姿を見せた瞬間、歓声が巻き上がり空気がふっと変わりました。言葉を使わず、身体だけで情景を立ち上げていくマイムの世界に、子どもたちは驚くほど素直に入り込んでいきます。
オープニングから反応は大きく、表情がみるみる動き、笑い声が波のように広がっていく。特に体験コーナーでは、手が一斉に伸び、舞台に立つ児童たちを全員で応援するあたたかい一体感が生まれました。
カンパニー代表のいいむろなおきさんが今年「兵庫県文化賞」「尼崎市民芸術賞」のW受賞をされたタイミングでの公演ということもあり、舞台に漂う気迫や精度は圧巻。無言なのに、言葉以上に伝わるものがある——そう感じた子どもたちも多いはずです。
身体が語る物語に触れた経験は、日常では気づきにくい “想像力のスイッチ” をそっと押してくれたように思います。
いいむろなおきさんが、W受賞されました。おめでとうございます。
令和7年度「兵庫県文化賞」受賞
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk18/ac13_000000009.html
令和7年度「尼崎市民芸術賞」受賞
https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/manabu/art/1030775/1040985.html













