大阪市内の中学校で、ワンハーツ・スチール・バンドのコンサートをお届けしました。今回は舞台上を広く使っての公演。ステージの奥行きがぎりぎりだったこともあり、ドラム缶からスティールパンを作る実演はフロアに降りて行いました。
1・2年生が鑑賞してくれましたが、学年によって空気が驚くほど違っていて興味深い時間でもありました。少し距離感のある2年生に対し、1年生は言葉のひとつひとつに反応しながら、自然と体が動き出す子も多く、音楽を素直に楽しんでいる様子が伝わってきました。
職場体験で小学校の鑑賞会に参加していた2年生もいて、「また同じ曲だ!」と笑い合う姿も。急きょ1曲追加して応えると、表情がゆるむ瞬間が生まれ、こちらまで嬉しくなりました。
音楽の楽しみ方に“正解”はありません。静かに聴く時間も、思わず動き出す時間も、すべてがその場にしかない学びのひとつ。今回の時間が、彼らの心に小さな色をひとつ残せていたらと願っています。










