ベイビーシアターフェスティバル3にて

「がたんごとん がたんごとん」~インドネシアの音と光が生む、あかちゃんのための舞台~

2025年4月14日(月)、東京・めぐろパーシモンホール小ホールで開催された「ベイビーシアターフェスティバル3」にて、影絵音楽団くぷくぷによる《おひざにだっこ「がたんごとん がたんごとん」》を上演しました。
想造舎としては今回で3回目の参加となるベイビーシアターの祭典。午前・午後の2回公演で、ガムランの生演奏と影絵の光に包まれた空間が広がりました。
観客は、12ヶ月〜36ヶ月を対象とした乳幼児とその保護者。
あかちゃんの参加は例年より少なめでしたが、2年前の初観劇をきっかけに再び足を運んでくださったご家族の姿もあり、舞台が「記憶」として残っていることを実感する機会となりました。

■ 作品について
福音館書店刊の絵本『がたん ごとん がたん ごとん』(作・安西水丸)をもとに、ジャワの伝統影絵「ワヤン・クリ」とガムラン音楽を取り入れた、乳幼児向けのオリジナル舞台作品です。
影絵「ぴったんこ」との二本立てで、ゆらゆら揺れる光と音に包まれながら、歌遊びや体の動きを交えた舞台体験を親子で楽しみました。
出演は、影絵:ローフィ、ガムラン音楽と歌:佐々木宏実。青銅の打楽器グンデルの柔らかな音色と、やさしい歌声が空間に響き、子どもたちが自然に体を動かす場面も多く見られました。

■ 雑感と今後に向けて
ベイビーシアターという場は、ただ“鑑賞する”だけでなく、“心と身体で舞台を感じる”時間。
今回、観客の中に2度目の参加となる親子がいたことは、作品が一度きりのイベントで終わらず、親子の記憶の中に息づいていることの証です。
今後も、想造舎は乳幼児向けの舞台表現を全国に広げていきたいと考えています。

■ 公演概要
タイトル:影絵音楽団くぷくぷ おひざにだっこ「がたんごとん がたんごとん」
日時:2025年4月14日(月)
①11:30開演 ②14:30開演(各回:上演30分+交流20分)
会場:めぐろパーシモンホール 小ホール(東京都目黒区八雲1-1-1)
対象年齢:12ヶ月〜36ヶ月
出演:影絵:ローフィ/ガムラン音楽と歌:佐々木宏実
原作:『がたん ごとん がたん ごとん』(福音館書店・安西水丸)
主催:日本児童・青少年演劇劇団協同組合、めぐろ子どもと文化ネットワーク、町田にベイビーシアターを広げる会
後援・協力・助成:目黒区、町田市、アーツカウンシル東京 他
くわしくは → https://www.jienkyo.or.jp/baby3/