チャイムから始まるカーニバル!小学校でスティールパン鑑賞会

大阪市内の小学校にて「ワンハーツ・スチール・バンド」の芸術鑑賞会が開催されました。午前は低学年、午後は高学年の2ステージで、合計約450名の児童がスティールパンの音色に出会いました。
一曲目は、学校チャイム「♪キーン コーン カーン コーン♪」(※)をモチーフにしたオリジナル曲『We love 始まるよ!』。メロディがチャイムの音に気づいた瞬間、子どもたちの顔に笑みがこぼれ、すぐに手拍子が自然に湧き上がりました。
(※)ウェストミンスターの鐘(Westminster Quarters)
イギリス・ロンドンにある国会議事堂の時計台(ビッグ・ベン)

曲が終わるたびに「カーテンコール!」の大合唱が起こるという、うれしい“想定外”の盛り上がりも。開演前、先生が「もっと聴きたいときはカーテンコールと言ってね」と伝えてくださっていたこともあり、ステージと客席の交流が最初から高まりました。
後半では、南米のリズム“サンバ”に合わせて全員でダンス。体育館が一気にカーニバルの熱気に包まれました。その直後には、クラシックの名曲「ボレロ」へ。静かな旋律から始まり、音色が重なっていく展開を子どもたちは真剣な表情で聴き入っていました。
笑い、手拍子、体験、そして静かな集中。スティールパンの音楽が生み出す“聴く楽しさ”と“体で感じる喜び”が交差する、豊かな芸術鑑賞会となりました。

低学年公演

高学年公演