心を揺さぶる和の響きと出会う
― 和楽器演奏集団「独楽」中学校公演より ―
小規模校ならではの一体感の中、和楽器演奏集団「独楽」による公演を実施しました。太鼓、三味線、箏、篠笛、そして獅子舞――。伝統楽器の持つ深い響きと、五感を刺激する舞台演出に、生徒たちはぐっと引き込まれていました。
幕開けは神楽面をつけた太鼓演奏。照明効果もあいまって、会場の空気が一気に張り詰め、生徒たちの集中力が高まりました。演奏と演出の力だけで静けさをつくり出すその瞬間、生の舞台芸術の力を感じました。
演者と生徒がかけあうシーンでは、自然と笑顔と声がこぼれ、舞台と客席の垣根が消えていきます。後半の太鼓体験ワークショップでは、生徒たちが「ソーラン節」に挑戦。演奏と唄、拍手が一つになり、見事なフィナーレを迎えました。
一人ひとりの心に、日本の伝統と今をつなぐ「音」が残ったことでしょう。これからも、子どもたちに“本物との出会い”を届けてまいります。










